【紅緒】
「き、着替えたわ……」
【創】
「早く見たいです」
【紅緒】
「う、うん」
今度は紅緒が自ら試着室のカーテンを開けた。
【紅緒】
「…………」
【創】
「これはこれは……」
これは店員が選んだ服か。
俺が選んだ服とは違ったかわいらしさがある。
落ち着いた雰囲気ではなく、明るくストレートにかわいらしさをアピールしている。
さすが、ファッションの仕事をしているだけはあるなと感心していた。
【紅緒】
「ど、どう?」
【創】
「こちらも良く似合っていますよ。とてもかわいいです」
【紅緒】
「か、かわいい……」
あ、凄く照れてる。
こんな紅緒を見るのは初めてだ。
【紅緒】
「まさか私がこんな服を着るなんて……」