【アリカ】
「んふっ……今の気持ちいい、ですか……? もっと、しましょうか……」

【アリカ】
「んんんっ……れろ、れろんっ……ちゅっ、ぺろっ……んぅぅっ……」

俺の小さな反応を見逃すことのない観察力と、そこへ的確に合わせてくるセンス。
なまじ経験のある人間だと、自分でペースを作ろうとしてしまう傾向があるものだが。

そうではなく、あくまで相手のペースに自分を寄せていく……あまりにもシンプルな奉仕の基本をアリカお嬢さまはナチュラルに実行している。
セックスに大切なのは『気持ち』なのだと、今さらながらに年下の少女から教えられる――。

【創】
「……んっ……! すごく、いいです……それ……く……」

【アリカ】
「んはっ……ふふ、ハジメくんも、ちょっと濡れてきましたね……?」

【アリカ】
「れろん、んっ、れろれろ……んぅっ……!」

亀頭ににじんだ先走りを舌で舐めとって、アリカお嬢さまがやや興奮したような声をもらす。
舌の平の微妙にざらついた感触がたまらない。

【アリカ】
「はふっ、ぴちゃっ……んぷ、はぁっ……」

【アリカ】
「ハジメくんの味、しますよ……んふっ……」

【創】
「…………!」

くすっと色っぽく笑ったアリカお嬢さまの切なげな声に、マグマのような熱い衝動が、じわじわと身体の奥からたちのぼってきた。