【ペコ】
「は、創さま……」

【創】
「本当に、こういう形ではなくてはダメですか?」

こういう形とは──まあ、見ての通りなのだが……。
女性に口で奉仕させたり、してもらったことは、なにも初めてではない。

しかし、相手が一国の姫君ともなれば話は別だ。
さらにポリーナの歳不相応な少女のようなあどけなさが、言い様のない背徳感となってこみ上げてくる。
無知で幼い姫君相手に、俺好みの口淫を教え込む──いけない、変な性癖に目覚めてしまいそうだ。

【ペコ】
「創さまが、どうしてもお嫌だというなら、あきらめます。けど……」

【ペコ】
「わ、わたし、もっと創さまのこと、知りたいんです。すみずみまで……あますところなく……っ」

頬を真っ赤に染め、じーっと謳えかけるように、おねだりの視線を向けてくるポリーナ。
この表情をされた時点で、俺に勝ち目はない。

【創】
「……そんな風に言われて、ダメだと言う男はこの世にいませんよ」

【ペコ】
「じゃ、じゃあ、いいんですか!? 創さまに、いっぱいご奉仕しても……」

せめて『労わせて欲しい』と言われるならばともかく。
本物のお姫様の口から、ご奉仕したいなんて言わせた男など、この世にどれだけいるというのだろうか。
そう考えるだけで、不敬ながら股間に熱いモノが滾ってきてしまう。