【轟子】
「こう、ですか……?」

おずおずといった仕草で、指示通り素直に背を向ける轟子。
こちらに向けてツンと突きだした形の良い臀部が、子鹿のようにフルフルと震える。

羞恥の反応であって、決してこちらを誘う意図ではないのだろう。
しかし、それが逆にこちらの嗜虐心を、甘くかき立てる。

【創】
「ふふ、素敵よ轟子。ちょっとイジワルしたくなっちゃうくらい」

耳元で囁き、轟子の両腕をグイと抑えつける。

【轟子】
「あぅ……お、お姉様……ぁ……」

ともすれば強引過ぎる行為に、きゅっと眉根を寄せ、肩をか細くふるわせる轟子。
だが、そんな不安そうな仕草に反して、肌は艶やかに赤みを増し、吐息にはさらなる熱がこもる。

【轟子】
「お、お姉様……このカッコは、その……」

【創】
「クスクス、さすがに少し恥ずかしいかしら」

【轟子】
「……っ」

頬を紅に染め、消え入りそうにコクンとだけ頷く。
普段の強気な態度とは正反対の、まさに初心な少女なさがらといった可愛らしい反応。
いや。普段の態度はむしろ、彼女の少女らしい部分を護るための鎧なのだろう。